パワプロ2020オーペナ(97)26年目後半戦~シーズン終了
26年目(2045年度)後半戦です。
今季初スタメン
特能もりもり高卒ルーキーの北澤(18)が2番ライトで今季初スタメンとなった。外野陣の調子がいまいち上がってこない中、新戦力を試したいという意向で昨年のドラフト指名選手の中で一番乗りの1軍での試合出場となった。
そして、この試合に先発した堀井(41)がノーヒットノーランを達成した。
そしてこの試合で記念すべき300完投も記録した。ノーヒットノーランは以外にも初だった堀井は、「意外と思われるかもしれませんが、初めてでした。7回ぐらいから意識してました。すごくドキドキしました。うれしいです」とコメントを残した。
お帰り尾藤
長かったスランプから尾藤(27)がようやく帰ってきた。ここからは欠場していた倍以上しっかりと働いてもらおう。
中堅の限界突破
今季、なかなか波に乗り切れずにいた樋渡(28)が自身の能力の限界を突破した。まだまだ成長が見込めることはいいニュースだ。
レジェンドの終わりが
レジェンド池谷(46)のアベレージヒッターが消失してしまった。2年連続で3割を達成できていない池谷、今季も3割を切ってしまっているので致し方ないところだろう。昨年引退をした馬渕もアベレージヒッターがなくなってから一気に打率が下がりそのまま引退に追い込まれた。このレジェンドは運命に抗うことができるか。
9/26に永塚(32)が通算300勝を達成した。
ここまで21勝(1敗)で防御率も1.67と抜群の安定感を残している。33歳での達成は、球団史上最速となった。
そして、10年連続20勝といううれしいおまけつきだ。ここ3年間は永塚は手を付けられない状態になっている。2年連続の沢村賞と最優秀防御率と最多勝に輝き、右のエースの蓮沼(40)の牙城を崩しにかかっている。左のエースの堀井(41)も高齢化からの衰えが始まっている。エンゼルズの時期エースはこの永塚が一番近いだろう。
レジェンドの引退試合
今季限りでユニフォームを脱ぐ決断をした元祖エンゼルズの守護神、澤﨑(43)の引退試合が決まった。
そして、きたる10/6巨人との19回戦、長きにわたってエンゼルズを支えてきた、守護神の引退試合が取り行われた。
心身ともに限界だった。この常勝軍団のクローザーを守ってきた。しかも大きなけがは一つもしていない。まだやれるだろうという声も多く聞かれたが、澤﨑の決意は固かった。「抑えれなくなったらマウンドを降りる。そう心に誓ってやってきました。もう抑えれなくなりました。他のちーむではどうかなんて僕には関係ないことです。このチームでやること、このチームの守護神だから意味がある」そういっていたのは去年の契約更改だった。そこから8か月、澤﨑はここまで1軍に呼ばれることはなかった。2軍でも満足に抑えられなかったからだ。海老澤監督は何度も2軍球場に足を運び、澤﨑の状態を確認しに来た。そして、そのたびに「今年最後だから、1軍でやらないか?」と海老澤監督が澤﨑に打診をしたようだ。しかし澤﨑は「監督、最後だからって何ですか?僕はプロ野球選手なんですよ。最後だろうが、なかろうが、結果の出せないやつが1軍の試合で、ファンの前で投げたらだめなんですよ、プロ失格なんですよ。だから引退試合も本当は申し訳ないって思いますよ。この1試合でもしかしたら人生が変わるヤツが出るかもしれない。そんな機会をこのおいぼれが奪うかもしれないって思うとなんかね」しかし、日本最多セーブの記録を持つ澤﨑が引退試合なしで引退するのはファンに失礼だということで、1試合だけ特別に設けられた。
引退試合だというのに8回まで0-2と巨人にリードを許してしまう展開。どうせなら、リードしている場面で澤﨑を投入したいところで、
主砲平井(38)が39号の超特大の逆転3ランホームランを放つ。これでお膳立てができた。
そして、プロ野球史上2人目の通算2000打点を達成した。1位は王貞治氏の2170打点。とうとう王氏の記録が見えてきた。そして、この男がプロ野球人生最後のマウンドへ上がる。
ここまで積み上げてきたセーブ数は607、もちろん歴代1位の記録だ。
まず、伝家の宝刀スローカーブで三振に切って取る。スローカーブも100km/hに満たないが、これぞベテランの投球術だ。
しかし続く6番バッターに甘く入ったスライダーを捉えられ、
白球は無情にもレフトスタンドへ突き刺さった。それでも澤﨑はすがすがしい表情だった。
後続はきっちり抑えて、失ったのはホームランでの1点のみだった。
チームは逃げ切り見事、澤﨑の引退試合を勝利で締めくくった。
引退セレモニー
花束贈呈は、同期入団の池谷が行った。
高々と花束を突き上げる澤﨑。その表情には悔いはなく清々しい様子だった。
メジャーに行きたいと何度もポスティング権を行使しては却下され続けた、澤﨑。そのたびに自分という存在意義を自問自答したという。しかし、その決断は、日本最強のストッパーという称号をもたらし、名実ともにレジェンドとなった。
プロで25年間弱小時代からエンゼルズを支え続けた、澤﨑の通算記録を見ていこう。
2021年ドラフト5位で入団した、澤﨑は入団1年目から1軍で中継ぎとしてプロ野球人生をスタートさせた。
1年目はフル回転で117イニングも投げることになった。当時の投手陣は数が少ないということもあり、澤﨑にとってはこの年が一番投球回の多い年となった。
2年目もフル回転だった澤﨑だが、3年目から守護神を任されることになると28セーブを挙げる活躍を見せる。4年目には初のセーブ王を獲得するが、安定的な投球とまでは言えず、防御率が4点台と精細を欠いた。翌年も自身ワーストの5.70と澤﨑を守護神として起用し続ける当時の監督に批判が殺到した。それでも2027年には0.65と抜群の安定感を残して守護神としてレベルアップした姿を見せた。そして低年俸に不満を漏らし、FA宣言をした。倍増近い年俸を獲得した澤崎だったが、翌2028年には4.76、14セーブと一時守護神を外されることもあった。
常勝軍団としてチームが安定して勝利を挙げる中、澤﨑の登板数も減ったり、増えたりと安定しない中で、出場した時はきっちり仕事をこなすというスタンスで、セーブ数を積み上げてきた。
40代になっても防御率0点台を2回記録するなど、守護神としての地位を確実なものにした。41歳の2043年に素晴らしい成績を残して、42歳のシーズンを迎えた2044年、思うように球がいかない。オープン戦でも調整不足からか、打ち込まれる場面も目立った。しかし、シーズンに入ればきっちりやってくれるだろう。皆そう思っていた。でも一度狂った歯車を修正できるほどの力は澤﨑には残っていなかった。何とか通算600セーブを達成したものの、限界だった。
セーブ王には5回、日本シリーズMVPには抑え投手では珍しい2回も受賞している。
同期入団で現役なのはフリーダムズの野々垣と、レジェンド池谷の2人だ。野々垣もここ数年登板機会がないので、今季もしかしたら引退してしまうかもしれない。池谷も時間の問題だ。
25年間ほんとうにお疲れさまでした。
4勝1敗で18年連続の日本一に輝いた。
以上、次回は26年目(2045年度)オフシーズンです