パワプロ2020オーペナ(72)22年目オフシーズン(ポスティング交渉)
22年目(2041年度)ポスティング交渉です。
35歳の谷岡がメジャー挑戦を表明した。内野手でのメジャーはなかなか難しいといわれている中での挑戦表明だ。球団としてもFA交渉の際に生涯エンゼルズ宣言をしたと思っていた矢先の出来事だったので驚きを隠せない様子だった。
昨シーズン:率.292 14本 88打点 43盗塁 獲得タイトル:盗塁王、B9
今シーズン:率.302 10本 72打点 33盗塁 獲得タイトル:B9
今季は3シーズンぶりの3割復帰で及第点といえる活躍を残した。
結論から申し上げると、球団は初めてのメジャー移籍を容認することになった。
球団初のメジャーリーガー誕生
彼自身のこれからのキャリアを考えたときと、これまでの球団の功績を鑑みて、苦渋の決断とはなったものの、ポスティングを容認することにした。
ここで、今までの彼の成績を振り返ってみよう。
2023年度のドラフト3位指名でエンゼルズに入団し、今まで第一線で活躍してきた。
同期入団には来季監督になる海老澤や、通算557本塁打の元祖大砲の馬渕(40)もいる。この年は3名の球界を代表する選手が生まれた。
彼のキャリアの前半8年間だが、スタメン獲得から、初の3割と彼の成長の軌跡がうかがえる。高卒プロ入り3年間は米村との併用が続き、なかなか結果を残せずにいた。4年目には初のレギュラーを獲得し、初の規定打席に到達した。8年目の2031年には初の打率3割と35盗塁をマークし、飛躍の年となった。
翌年の9年目の2032年には自身初の首位打者を獲得し、不動のセカンドとしてエンゼルズを支えた。14年目の2037年には2度目の首位打者を獲得し、初の100打点以上をマークした。2037~2038は彼にとっての絶頂期だった。2年連続の100打点以上をマークし盗塁数もトップクラスの成績を収めた。その翌年FA宣言をし、2年契約を結んだものの、絶頂期の数字と比べると身体能力の衰えもあり、3割を切ってしまった。しかしながら盗塁数では40盗塁以上を記録し、まだまだできるということを証明した。
次に谷岡の通算記録について見ていこう。
安打数ではミスターの長嶋氏を上回る2472本の安打を放った。彼がメジャーに旅立つきっかけとなった数字であった。谷岡は幼いころから巨人のファンで、長嶋氏にあこがれを抱いていた。そのあこがれの選手の安打数を抜いたことで、彼の気持ちにメジャーという気持ちが芽生えたという。
盗塁数では単独7位となる512盗塁を記録した。しかしながら来季レジェンドの記録を更新見込みの池谷(43)とはまだ500以上も差がある。谷岡自身日本球界でこの数字を超えることは難しいと判断したのもメジャー行きに拍車がかかった要因ともいえる。
二塁打ではあのミスタードラゴンズの立浪氏を抜いて、505二塁打を記録し歴代2位の記録となっている。しかしその上にはいつも池谷がいた。
犠牲フライ、得点でも歴代記録上位にランクインするなど、彼が18年間第一線で活躍してきた結果だ。
ドジャースに移籍
そして、アメリカへと旅立った谷岡は、ドジャースへの移籍が決まった。まずは単年での契約で年俸は今季の半分以下の2億5000万円での移籍となった。本人は金額ではないという。来季36歳になり、自身の衰えも感じる中であと数年しかないプロ野球人生においてアメリカの野球をすることが彼にとって今後の日本野球界にとってプラスになると信じている。
彼の活躍を日本から心より願っている。
次回は、元祖エンゼルズの左のエース海老澤の半生を紹介する。